下村畜産が3代に渡り追求した“下村牛”
下村牛のおいしさは味わえば誰もが納得するおいしさです。
柔らかいけど柔らかすぎない。質の悪い肉は水分量が多いため、旨味成分が抜けてしまっています。下村牛はそもそも水分量が少なく、熟成されているため、旨味が増し、肉質も柔らかくなるのです。
口の中で溶けやすい。下村牛の脂は、オレイン酸の含有量が高く、脂の融点が低い。つまり人肌で溶ける脂だからまろやかで口当たりが良いのです。
美味しい。うまみ成分であるグルタミン酸の含有量が通常和牛の30倍。だからこそ、肉中のアミノ酸量も多く、より旨味が凝縮され美味しくなる。それが下村牛です。
下村牛のおいしさの秘訣
牛肉のおいしさを大きく左右するポイントは、育て方とエサです。ここに各生産者のこだわりや技量の多くが
隠されています。なぜ下村牛がおいしいのかも、ここが大きなポイントです。
下村牛の肉質は、ストレスや疲労などに大きく影響を受けるため、下村畜産では牛にとってストレスのない環境づくりを意識しています。牛舎内の空気がこもらないよう、直下型大型扇風機を1部屋に1台設置していたり、一頭一頭の個性を考え、社交的な牛と内向的な牛でパドックで飼育する牛の頭数を調整しています。また牛のストレス発散のため、皮下脂肪を滑らかにするブラッシングマッサージ。さらに、牛の血液検査を実施し、コレステロール値、ストレス値、エネルギー消費率を可視化し、分析をしております。
下村牛の飼料は、パイナップルやサトウキビ、乳酸菌、ハーブ、ビタミン栄養素などを牛の体調に合わせて調整し、入念に管理しています。特に餌の一つであるサトウキビは、牛本来のルーメンの働きや成長を助け、生きている段階から肉に味を入れ、甘みを増します。
本物の和牛を日々追求し【下村牛】のブランドを育て守るための存在
下村畜産グループは、県内外の10牧場によって形成されています。知識やノウハウの共有による畜産の効率性を追求しています。
下村畜産はムダを作らない。その一環として、良質な堆肥を果樹農家や水田作農家に供給し、ムダが生まれない環境を整えています。
畜産業界においても、近代化は避けては通れません。私たちもICTによる効率化や自身で販売経路を持つ6次産業化に取り組んでいます。